レオナルド・ダ・ヴィンチ

以前から気になっていたダヴィンチ展が明後日でおわってしまうことを今日知り、六本木ヒルズへとむかう。
明後日で終わりだからなのか、それとも金曜の夜だからなのかわからないが(両方かな?)混雑していた。
今回、展示されているのは「レスター手稿」と呼ばれるもので、ダヴィンチの研究した様々なことが書かれたノート。
この「レスター手稿」は、年に一回、一ヶ国でのみ公開されるもので、日本では初公開。
いくつか残っている「レスター手稿」のうち、唯一個人で所有されているものが今回展示されていて、その所有者は世界一の大富豪ビル・ゲイツである。(もともとはその名の通り、イギリスの貴族レスター卿の持っていたものらしい。)
この「レスター手稿」、すべて鏡に映してはじめて読めるように書かれている。(鏡面文字っていうのかな…?)まずそれにびっくり。なんでそんなことしたのだろう。彼は左利きだったから、インクがつかないように?な〜んてことだったりして☆
内容もすごい。天文学、解剖学など、今では定説となっている科学の常識を発見したり地道な観察や実験から証明している。今みたいに実験の道具がそろっているわけでもないのに。並外れた観察力と洞察力。そして、細かい字でびっしりと綴られた内容と、詳細なデッサン。
まさに天才。その一言でかたづけていいのかもわからないが、感動というか…驚愕というか…。貧困はボキャブラリーでは表現できない。
実物を目にする一生に一度あるかないかのチャンスを逃さずにすんでよかった…